不動産の売買は、金額も大きく、重要な取引となりますが、法律には、それほど細かい定めは置いてありません。
それだけに、それぞれの契約内容やその解釈が重要になってくるもので、その点を意識した契約を行うこと、またトラブルになったときの対処も重要になってきます。
売主、仲介業者などの説明義務も厳しくなってきている現状がありますので、トラブル予防の観点からも、また、実際のトラブルに巻き込まれたときも、なるべく早くご相談ください。
契約書関連(売主側)
◎契約書は、仲介業者などの書式に任せておけば安心か
仲介業者の書式であったとしても、契約者の事情を全て汲み取ってくれているかと言えばそうとは言い切れません。
説明義務(売主側)
◎売った不動産につき、買主から損害賠償を求められた
売主は買主が買い受けるかどうか判断するにあたって、重要な事項を説明する義務があります。(これは仲介業者にもあります)
この説明を怠ると後になって損害賠償を求められるケースも十分にあり得ますので、売却を考えている場合は弁護士や専門家にご相談いただくのがベストです。
あきらめる前に専門知識と経験の豊富な弁護士に相談しましょう。
契約書関連(買主側)
◎契約書は、仲介業者などの書式に任せておけば安心か
契約書の作成は、法的知識のない方が全てを理解するのはとても大変です。
仲介業者の書式であったとしても、契約者の事情を全て汲み取ってくれているかと言えばそうとは言い切れません。
- 土地や建物の購入を考えている方
- 仲介業者の契約書の雛形を理解したい方
- 売買契約をした後に欠陥を発見した方
このような方にとって契約書の記載内容はとても重要です。
不測の事態を避けるためにも、契約にあたってはまずは一度、契約書をもって専門知識の豊富な弁護士に必ず相談するようにしましょう。
瑕疵:契約解除・損害賠償
◎買った建物に不具合がある(敷地の土壌汚染、地下埋設物)
その内容も解除・損害賠償請求・代金減額請求など、様々なパターンが考えられます。
不法:契約解除・損害賠償
◎業者に勧められ、賃貸併用住宅を建てたが、業者による収支見込に誤りがあった
まずは「業者の説明義務違反を追及できるかどうか」を検討する必要があります。
その結果によって契約の解除や損害賠償などを検討していくことになります。
それら様々な証拠に基づいた上で、どのような主張が可能なのかどうかを弁護士が判断し、アドバイス致します。
欠陥工事(注文・購入・リフォーム)
◎購入した建物に欠陥工事が判明した
そのため欠陥に対して、誰にどのような責任追及をするのかを判断する必要があります。
これらを豊富な経験を踏まえた上で、弁護士として適切な助言と協力をさせていただきます。
このような方にとって契約書の記載内容はとても重要です。
不測の事態を避けるためにも、契約にあたってはまずは一度、契約書をもって専門知識の豊富な弁護士に必ず相談するようにしましょう。